【例会 平成26年5月の料理】 (2014.5.11)

  

 

<炊飯、味噌汁、煮魚・ごぼうのささがき添え、

だし巻卵、青菜のお浸し>


 

【管理栄養士 介護食士一級 柴山先生レシピ】

 

    

 

  (1)炊飯
 

  (2)味噌汁
 
  (3)煮魚、ごぼうのささがき添え

 

  (4)だし巻卵

 

  (5)青菜のお浸し

 

  

 

 

  

  

(1)炊飯

   

 
材料(5〜6人分)
材料名 目安量g

 

480

 

700

  

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

    

 
 
 

 

 

  ご飯を美味しく炊くコツは、充分の吸水と98℃以上の温度
  を
20分間(*)保つ必要がある

  電気釜はスイッチを入れると、吸水時間もセットされて炊飯
  される

 

   (*)沸騰7分。蒸らし8分を目安との説明あり

 

 @加水量

   うるち米:容量の1.2倍

   もち米 :容量の0.8倍

 

 

 【例】

  うるち米1合ともち米2合を炊く場合の加水量:2.8倍

     

    ・うるち米 1合・・・1.2

    ・もち米  2合・・・0.8+0.8  =2.8

 

   

   電気炊飯器の場合蒸発量が非常に少ないので加水量
   を考慮。

   (電気釜に刻まれている印しに合わせると便利)

      

 A浸漬(吸水)

   水温の低い冬場 90分程度

   水温の高い夏場 30〜45分程度

 

 B加熱(炊飯)

   点火、中火10分、沸騰したら吹きこぼれないように火を
   弱め
5分間おく。この時点で水はほとんどなくなるので、
   焦がさない
ようにさらに弱めて10分〜15分加熱して火を
   止める

 

 C蒸らし

   蓋を開けずに10〜15分間蒸らす

   蓋を開けたら直ちにほぐして全体をよくかき混ぜる

 

 

(2)味噌汁

   

  

材料(5〜6人分)

材料名

目安量

 だし汁(煮干)

900cc

 豆腐 1/3丁

100

 なめこ 1パック

100

 味噌(40〜60g)

50

 小葱

30

   

  

 

 美味しい味噌汁を作るコツ 

  

 @豆腐は2×2×0.5cmに切る。だし汁少量で味噌を溶く

 

 Aだし汁を火にかけ@の豆腐、なめこ、溶いた味噌を加え、
   煮立つ
前に火を止めて小葱を散らす

 

 

 【美味しいだしをとる】 今回は「煮干だし」を採用!

 

   a.かつおだし  水   1000ml (5カップ)

            鰹節  20〜40g (2〜4%)

 

   b.煮干だし   水   1000ml (5カップ)

            煮干  30〜40g (3〜4%)

  

     材料すべて熱くする程度にとどめることがコツ

 

  

 
   

(3)煮魚、ごぼうのささがき添え

  

  

材料(5〜6人分)

材料名 目安量

 魚切り身

6切れ

 根生姜

30

 砂糖

大匙3

 醤油

大匙3

 酒 

大匙4
 だし汁 200cc

 

 

 コボウ 1本

180

 

 


 
 
 
 
 
  

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

  

  

  

  

  

  

 

 

 魚臭を抑制して旨みを出すコツ 

  

 @根生姜は皮を剥ぎ、薄く切る。ごぼうはささがきにして
   水に放し
アクをぬく

 

 A平鍋又はフライパンに@と調味料、だし汁を入れて、
   一旦煮だっ
たところで魚を入れ落とし蓋する。

   沸騰したら中火で5〜8分煮て、火を止め5分蒸す
   味をみて皿に
取り出し、下煮したささがきコボウを入れ
   柔らかく
煮る(*1)

   煮汁を仕上げる(*2)

 

    (*1)ゴボウは煮れば煮るほど柔らかくなる

    (*2)隠し味として、はち蜜、みりんを加える。
       汁にツヤがでる

 

 B皿に魚を盛り、付け汁を大匙1ほどかけ、ゴボウと
   根生姜を添える

  

 

 ※魚の旨みを出す

   煮魚は煮汁を煮立ててから魚を入れる。

   魚の表面の蛋白質がすぐに熱凝固するため、

   魚の旨みが煮汁に溶けるのを防ぐことができる
   そうです。

   加熱は5分まで、その後蒸らしを5分必要!

 

 ※魚臭を抑制する

   白身の魚は魚の味を生かすように味は薄く。
   赤身の魚は
旨みが強く匂いも強いので煮汁を
   濃くしみりんや砂糖を
加えて、加熱時間をやや
   長くして魚臭を抑制する

 

 【魚臭を抑制する方法】

  a.砂糖やみりんなど糖類を加えるとにおい成分
    の揮発を
抑制できる

  b.生姜、葱、牛蒡など香のある野菜を一緒に
    加熱する

  c.梅干を加えて酸性にし塩基性のにおい成分
    の揮発を抑制

  d.清酒やみりんなどの発酵性調味料の香気で
    魚臭をカバー
して生臭を少なくする

 

  

 

  

 

(4)だし巻卵

 

  

材料(5〜6人分)

材料名 目安量

 卵

8個

 だし汁

100cc

 砂糖

大匙3

 

大匙2

 塩 

小匙1/2
 醤油 小匙2

 

大匙1

 

 

 

 

 

 

 作り方 

 

 @ボールに卵をよくときほぐし調味料を加える

 

 A卵焼き器又はフライパンに油をしいて卵液を流して
   手前に巻いて
奥にやり油を敷き、卵液を流しまた
   手前に巻く。
これを繰り返し焼いていく(*3)

 

   (*3)強火で焼くと、弾力がでる

 

 B冷めたら1cm暑さに切る

 

 

  

 

(5)青菜のお浸し

 

  

材料(5〜6人分)

材料名 目安量

 青菜 1束

300

 花かつお

5

 めんつゆ

大匙1〜2

 

 

 

 

 作り方 

 

 @青菜(*4)の根元を4つ割りにして3〜4cm幅に切り、
   フライパンに
入れ、その上に葉を3〜4cm幅に切り
   のせる(*5)

 

   (*4)青菜を塩で揉むと緑色を保持できる

   (*5)硬い根元を下に、柔らかい葉が上にのせで茹でる

 

 A@に水をひたひたに入れ蓋をして火をかけ、沸騰したら
   火を止め
5分蒸らして、冷水に浸し、しっかり水気をとる

 

 BAをボールに入れめんつゆで調味し器に入れ、花かつお
   をかける
好みでめんつゆに練りがらしを加えて和える

 

     

  

 

    

2014/05/22作成  山口