シャリアピンステーキ

 

   すりおろしたタマネギ・ニンニクを薄くたたいたステーキ肉にまぶして焼き、タマネギのみじん
   切りを
いためてソースとして添えた料理。

 

  ◇1936年にロシアの声楽家フョードル・シャリアピンが来日した際、歯の調子が悪く、

    滞在先の帝国ホテルでやわらかいステーキをリクエストし、それに応じてレストラン「ニュー
    グリル」
の料理長であった筒井福夫が考案したものとのこと。

 

   
(1)シャリアピンステーキ  レシピ

 


  
材料(6人分)
材料名 目安量

 牛ランプ肉 140g
 (今回はサーロイン)

6切れ

 玉ねぎ(1) 35g

1.5個

 玉ねぎ(1) 70g

3個

 バター 4g

大匙2

 塩・胡椒

適宜l

  

 

 パセリの微塵切り

少々

 

 

 クレソン

6枝

 

 

 【フライドポテト】

 

 馬鈴薯 68g 450g
 塩湯 適宜

 揚げ油

適宜

 

  

 【人参のグラッセ】

 

 人参

1本

 バター

30g

 砂糖

5g

 水

適宜

 

 

  

   

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 
 
 

  

 @牛サーロイン肉 筋を切り、薄く伸ばしてバットに並べておく

 

 A玉ねぎ(1)を薄切りにして、汁ごと@の牛肉にかけて
   マリネ(*1)
 しておく。冷蔵庫に入れ1〜2時間ねかせて
   おく
玉ねぎ(2)は微塵切りにする

   

 Bフライパンにバターを熱し、微塵切りした玉ねぎを入れで炒める

   焦がさないように注意してじっくり炒め、塩・胡椒で下味を
   つけて
おく。玉ねぎをあめ色に仕上げる(*2)

 

 C@の牛肉を取り出し、塩胡椒で下味をつける(*3)

 

 Dフライパンを火にかけて熱し、サラダ油、バターを入れ、
   強火で肉

   の両面に色をつけるように焼き、器に取り出す

 

 EフライパンにBの玉ねぎを戻し入れて温め、焼きあがった
   肉の上
に平に塗るようにのせ、パセリの微塵切りを軽く振る。

   付け合せの野菜とクレソンを添える

 

 【フライドポテト】

 

 @ポテトは皮をむき、6cm長さ、1cm角の細切りにする。
   水でさらして
塩湯(1〜2%)で2分間茹で(*4)て水を切る

 

 A油を170℃に熱して@のポテトを入れ、きつね色に揚げて
   (*5)
油気を切る

 

 【人参のグラッセ】

 

 @人参の太い部分は6つ、真ん中の部分は2つに切り分ける

   ナイフを使ってシャトウ形にむく

 

 A鍋に@とバター、砂糖、水を入れて火にかける

   そのまま水が無くなるまで煮る

 

 
 (*1)マリネとは

   西洋料理の料理法。肉、魚、野菜の材料に香りや味を

   つけた液体を染み込ませたり、漬け込ませたりする操作

 

 (*2)あめ色に仕上げる方法

   玉ねぎをフライパン半分に寄せ、空いた半分の鍋に焦げ

   をつけ、その焦げを玉ねぎで覆い焦げをとかす。

   再び片半分に玉ねぎを動かし、鍋に焦げをつけ、玉ねぎ

   で焦げをとかす。これを繰り返す。

 

 (*3)塩胡椒で下味をつける

   肉を焼く直前に塩胡椒を振るのは、固くなるのを防ぐため

 

 (*4)塩湯(1〜2%)で2分間茹でる

   塩湯で茹でると湯が100℃以上になるため

 

 (*5)きつね色に揚げてる

   3回揚げて、きつね色を出した