a.里芋は泥を洗い、皮をむいて小口切りにして、塩で揉んでぬめり(※1)をとる
※1ぬめりをとる方法 @塩で揉む A煮る B油で揚げる がある
大根(皮の近くにしぶみがあるので厚く切る)、人参はいちょう切り、長葱は
小口切りにする
大根の葉は葉酸、カルシュウムを含んでおり、丈夫な血管をつくる効果が
あるとのこと
干し椎茸は砂糖を加えたぬるま湯(※2)で戻して細切りする。
戻しで使ったぬるま湯は、だし汁として使用する
※2ぬるま湯を使うのは
冷たい水より速く水分を吸収させたいため
しかし、ぬるま湯のままで放置すると水分を吸収しすぎるので
その対策として砂糖をひとつまみ入れる
浸透圧の力で水分の吸収を少しだけ抑えることができるそうだ! |
こんにゃくは小口切りして、塩でもみ水洗いして凝固剤(水酸化カルシュウム)
をとり、水気を拭く、沸騰した湯にこんにゃくを入れ茹でると臭みが抜け、味も
しみ込みやすく、歯ごたえもよくなる
ごぼうは最後に料理する(酸化しやすいため)。腎臓の負担を軽くするため
あくをとる。ごぼうは肝臓機能を補強し毒素排出、活便効果あり
b.鍋に油を熱し、ごぼう、人参、大根の順に入れて炒める
次に椎茸、里芋を加え炒め、前a干し椎茸戻しぬるま湯を加え、材料が柔らかく
なるまで煮て塩、醤油で味をととのえ、豆腐を手で揉み(※3)ながら加えて、
長葱を散らし火を止めて椀に盛る
※3豆腐を手で揉む
けんちん汁の語源は、鎌倉の建長寺の開山であった蘭渓道隆(らんけん
どうりゅう)が、崩れてしまった豆腐を野菜と煮込んで作った汁物
に由来するものという説があり、この汁物が「建長寺」の名から「建長
寺汁」「建長汁」と呼ばれるようになり、訛って「けんちん汁」となったと
いう。そこで、豆腐を手で揉み崩し加え、料理しているとのこと |
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