2.五目豆     (2012年5月)

  

 材料

 

材料名

目安量

5〜6人g

正味量

1人分g

  ひじき(干)

30

5
  油揚げ 1枚(40g) 6
  にんじん 120 20
  れんこん 120 20
  板こんにゃく 120 20
  油 30 5
  大豆(乾燥) 240 40
  だし汁 300 50
  砂糖 大匙3(30g) 5
  醤油 大匙3(50g) 10
  酒 大匙3(50g) 10

 

 

 作り方
@大豆は一晩水にひやかしておく
Aひじきは水で洗い、鍋に入れたっぷりの水を加え火にかける
 沸騰してきたらカップ1杯の水を入れ、更に沸騰してきたら火を止め少しおくと戻る
 れんこんハ薄いイチョウ切りにして酢水でアクを取る
 こんにゃくは薄い短冊切りにし、塩で揉み、下茹でする
B油で@Aを炒め、砂糖を加えだし汁を入れて、沸騰してきたら醤油を少し加え火を止める
 
  大豆の調理 
 
大豆の特徴
 A.大豆は、栄養的に優れている食品である
   硬いので消化吸収率が低いが、調理や加工法に工夫されている
   煮豆の消化吸収率は60%、味噌や納豆にすると85%、豆腐95%
 B.大豆は、硬い表皮に覆われ、内部の組織も緻密で硬い、そのため水を完全に吸収させるためには、
   最低5〜6時間浸水させる必要がある
   水温が高いほど吸収速度が速くなる。冬と夏ではかなりの時間に差が出る
 C.大豆は、10時間以上吸水させると2.5倍にまで膨張する
 
料理時間を短くする工夫等
 大豆の加熱には、長時間を要するので、(a)〜(c)のような工夫をする場合がある
 (a)食塩水に浸漬する
    1%前後の食塩水に浸漬し、そのまま加熱すると柔かくなりやすい
    大豆タンパク質のグリシンが食塩溶液に溶解する性質をもつため
 (b)重曹を用いてアルカリにする
    重曹を用いて煮汁をアルカリ性にすると大豆の表皮の繊維がやわらかくなり、浸漬中の
    吸水速度がはやくなる。また、内部も膨潤しやすく加熱により柔らかくなりやすい
    しかし、アルカリ性ではビタミンB1の損失が大きくなるので使用量は容量の0.2%程度に
    抑える
 (c)圧力釜で煮る
 (d)その他
   砂糖の添加による急速な脱水でしわがよるのを防ぐため、あらかじめ調味液に浸漬して
   そのまま加熱したり、砂糖、調味液を数回に分けて加えたり工夫する